左利きの人は、マウスどうしてるのか?と気になって検索しているあなたは、きっと仕事やゲームでパソコンをよく使っていて、「このまま右手でマウスを使い続けていいのかな」「左手に変えたほうが楽なのかな」とモヤモヤしているところかなと思います。
左利きマウスのおすすめの記事を読みあさっても、自分の使い方にそのまま当てはまる情報って、意外と少ないですよね。
さらに、左利きのゲーミングマウスが気になっていても、「普段使いも兼ねたいし、左右対称マウスにしておけば間違いないのかな」とか、「いっそ左利きトラックボールにしたほうが肩こりが減るかも」といった悩みも出てきやすいはずです。
ロジクールのモデルを中心に探している人や、ノートPCで使いやすい左利きマウスのBluetooth対応モデルを探している人も多いでしょう。
それに、左利き用マウスだけでなく、左右対称マウス、トラックボールなど、選択肢が増えた分だけ「選び方」がややこしくなっています。
同じ左利きでも、仕事中心の人とゲーム中心の人、ノートPCを持ち歩く人とデスクトップでがっつり作業する人では、ベストな答えがけっこう変わってくるんですよね。
このページでは、仕事向けの左利き用マウスから、ゲームで使える左右対称マウス、左利きトラックボールまで、「左利きマウスどうしてる?」という素朴な疑問に、左利き当事者の視点でしっかり答えていきます。
メリット・デメリットだけでなく、「こういう使い方ならこのタイプが相性いいよ」というところまで具体的に整理していくので、読み終えるころには、「自分はこういうスタイルでいこう」とスッキリ決められるようになるはずですよ。
- 左利きマウスをどう使うかの代表的なパターンが分かる
- 左右対称マウスや左利き用マウスの選び方が分かる
- 仕事用とゲーミング用それぞれのおすすめ方向性が分かる
- 今日から試せる左利きマウス設定と環境づくりのコツが分かる
左利きはマウスをどうしている?最新事情

まずは、今の左利きユーザーがどんなマウスをどうやって使っているのか、ざっくり全体像を整理していきます。
「右手のまま派」と「左手に切り替え派」、それぞれのメリットや、最近増えてきた左右対称マウス・左利き用マウスの動きも交えながら見ていきましょう。
ここを押さえておくと、「あ、私はこのパターン寄りだな」と自分の立ち位置が分かるので、そのあとの選び方がかなり楽になりますよ。
左利きマウスおすすめタイプ
左利きの人がパソコンを使うとき、大きく分けると次の4パターンに落ち着きやすいです。
- 右利き用マウスをそのまま右手で使う
- 左右対称マウスを左手に持ち替えて使う
- 左利き用マウスを左手で使う
- トラックボールや縦型などエルゴ系の左手対応モデルを使う
いきなり結論からいうと、どれが正解かは「あなたの仕事・生活スタイル」と「体への負担のかかり方」で決まります。
たとえば、職場のデスクトップPCと自宅のノートPCを両方使う人だと、「職場では右手マウス、自宅では左手トラックボール」というハイブリッド運用をしているケースも珍しくありません。
逆に、ノートPC一台をどこでも持ち歩くスタイルなら、左利きマウスBluetooth対応モデル1台で完結させたほうが身軽だったりします。
よくあるのが、「子どものころから学校やネットカフェのPCは全部右手マウスだったから、そのまま右手で慣れてしまった」というパターンです。
この場合、今さら左手に変えると一気に作業効率が落ちるので、あえて右手マウスを極める選択も全然アリなんですよね。右手でマウスを握りつつ、左手はショートカットキーやテンキー操作に特化させることで、むしろ右利きの人より操作が速くなることもあります。
一方で、肩こりや手首の痛みが気になっている人は、使う手を変えるだけでも体への負担がガラッと変わることがあります。
「右肩だけガチガチに固まる」「マウス側の手首だけ痛くなる」といった悩みがあるなら、左手マウスやトラックボールを試してみる価値はかなり高いです。
なお、私の場合はマウスを触り始めた頃から右手でずっと使っていて、今も違和感なく右手マウスのスタイルです。
タイプ別に向いている人のイメージ
タイプ選びのざっくり目安
- 職場の共有PCが多いなら:右手マウス or 左右対称マウス
- 自分専用PCが中心なら:左利き用マウスや左手トラックボール
- ゲームも仕事もしたいなら:左右対称ゲーミングマウスを軸にする
- 肩こり・手首の痛みが気になるなら:エルゴノミクス設計モデル
ちなみに、同じ左利きでも「書くのは左だけど、スポーツやマウスは右」というパターンも多いです。なので、「左利きなんだから左手マウス一択」と思い込む必要はまったくなくて、両手をどう使い分けると一番ラクかを基準に考えていくのがおすすめですよ。
左手でマウスを使うメリットや姿勢面の話をもっと深掘りしたい場合は、姿勢も改善できる左利きマウスのメリット・デメリット解説もチェックしておくとイメージがつかみやすいと思います。
左右対称マウスで左利き対応
ここ数年で一気に選択肢が増えているのが、左右対称マウスを左手で使うスタイルです。
見た目が左右で同じ形になっているので、単純にマウスを左側に置くだけで、ひとまず左手操作に移行できます。左右対称マウスはゲーミングモデルにも多く、普段使いもゲームも一本でいきたい人にとって、かなり現実的な選択肢になってきています。
左右対称マウスのメリット
- 右利き・左利きどちらでも違和感なく持てる
- 職場や家族と共用しやすい
- ゲーミングモデルも多く、性能の選択肢が広い
- 「とりあえず試す」ための一台として導入しやすい
OSの設定でボタンの左右を入れ替えれば、「左クリック=左手の人差し指」という普通の感覚で使えます。Windowsなら「設定>Bluetoothとデバイス>マウス」で主要ボタンを変更できますし、Macでも「システム設定>マウス」から同様の調整ができます。
ドライバソフトが付属するマウスであれば、ソフト側でもボタン割り当てが変えられるので、アプリごとに設定を切り替えられるのも便利です。
実際の使い心地としては、「右手用のエルゴマウスよりも、左右対称でスッキリした形のほうが、左手に持ち替えたとき違和感が少ない」という声が多いです。
特に、小さめの左右対称マウスは、手の大きさに関わらず握りやすいので、最初の一本としてもかなりおすすめできます。
左右対称マウスでも、サイドボタンの位置によっては「右手前提」の作りになっていることがあります。購入前にボタンの位置と数は必ずチェックしておくと安心ですよ。とくに、左手親指側のサイドボタンが遠すぎると、ゲーム中に押しづらくてストレスになることがあります。
左右対称マウスを導入するときのステップ
- まずは右手で使い慣れてから、左手に持ち替えてみる
- 1〜2週間は「違和感があって当たり前」と割り切って使ってみる
- ブラウジングや資料読みなど、ミスしても困らない作業から左手に切り替える
- ショートカットやキー操作は、慣れてきてから少しずつ変える
いきなりすべての作業を左手に切り替えようとすると、どうしてもストレスが大きくなります。まずは「読書モード」のような軽い用途で慣らしつつ、自分に合いそうなら、徐々に作業全体を左手寄りに寄せていく流れが一番おすすめかなと思います。
左利き用マウスと左手用マウス
左右対称マウスとは別に、左利き用マウス(左手専用マウス)も存在します。これは本体形状そのものが左手にフィットするよう作られていて、右利き用マウスをひっくり返したようなイメージのものですね。
握ってみると、「あ、これは左手のために作られてるな」とすぐ分かるくらい、指の置き場所やカーブがしっかり作り込まれているモデルもあります。
左利き用マウスの特徴
- 親指・小指の位置が左手前提で設計されている
- 薬指側にフィットする出っ張りなど、グリップ感が良い
- 長時間の操作でもホールドが安定しやすい
- サイドボタンが左手親指で押しやすい位置に配置されている
とくに、長時間エクセルやパワーポイントを操作する人にとっては、「手のひらとマウスがぴったり合うかどうか」が疲労感に直結します。左利き用マウスはその点でかなり優秀で、「手をマウスに合わせる」のではなく「マウスが手に合わせてくれる」感覚に近いです。
一方で、商品数がかなり限られているのが悩ましいところです。ビジネス用途でもゲーミング用途でも、「このスペックで左利き用がほしいのに、モデル自体がない」というケースはまだ多いのが現状かなと思います。
また、会社支給PCや家族共用PCと併用する場合、「左手専用マウスだと他の人が使いづらい」という問題も出てきます。
左利き用マウスに挑戦するなら、返品可能なショップや実機を試せる店舗を選ぶのがおすすめです。形状の合う・合わないは個人差が大きいので、最初の一台は特に慎重に選びたいところですね。
可能であれば、店舗で「かぶせ持ち」「つかみ持ち」「つまみ持ち」など、自分の持ち方をいろいろ試してみると、相性の良し悪しが分かりやすいです。
また、「今は右手マウスだけど、いずれ左手に切り替えたい」という人は、最初から左利き用マウスをサブとして用意しておき、少しずつ慣れていくのもアリです。最初はブラウザ閲覧だけ左利き用マウス、資料作成は右手マウス、というように用途で分けると、ストレスが少なく移行できますよ。
左利きマウスロジクール注目機種
左利きのマウス選びで、ロジクール(Logicool)を候補に入れている人も多いはずです。ロジクールはビジネス向けからゲーミング向けまでラインナップが広く、左右対称マウスや左手対応トラックボールも比較的充実しているメーカーです。
マウスの耐久性や保証対応の安心感もあり、「とりあえずロジクールから探す」という選び方はかなり現実的です。
ロジクールで注目したいポイント
- ビジネス向けの小型左右対称モデルが豊富
- 高性能センサー搭載の左右対称ゲーミングマウスが多い
- エルゴノミクス系やトラックボールにも左手で使いやすいモデルがある
- 専用ソフトでボタン割り当てやDPIを細かく調整できるモデルが多い
ビジネス用途なら、静音ボタンやBluetooth対応の左右対称マウスが使い勝手抜群です。
会議室での使用やリモート会議中にカチカチ音が気にならないのは、地味に大きなストレス軽減ポイントですよね。左右対称なら、左手マウスとしてもすぐに転用できます。
ゲーミング向けでは、軽量で高DPI・高ポーリングレートの左右対称モデルが人気です。ゲームごとにプロファイルを切り替えられるソフトが用意されているので、「仕事用プロファイル」「ゲーム用プロファイル」を分けておけば、一本のマウスでオンオフ両方をこなせます。
ロジクール製品を左利きで選ぶコツ
- 左右対称かどうか、サイドボタンの位置を公式画像で確認する
- ドライバソフトでボタン割り当て変更ができるかチェックする
- ビジネス用途なら「静音」「Bluetooth対応」なども併せて見る
- トラックボールも視野に入れて、デスクスペースや作業内容と合わせて検討する
実際には、左右対称ゲーミングマウスを仕事用と兼用するという選び方もかなりアリです。
軽くてセンサー性能が高いモデルは、日常のドラッグ&ドロップや細かい編集作業でも快適ですよ。ゲームをまったくしない人でも、「カーソルが狙った位置にピタッと止まる感じ」は一度味わうと戻れなくなるかもしれません。
左利きトラックボールの選び方
マウスを大きく動かすのがしんどい人や、デスクのスペースが狭い人には、左利きトラックボールという選択肢もあります。ボールだけを転がしてポインタを動かす仕組みなので、手首の移動がほとんどいらないのが最大の魅力です。
とくに、テンキーやノートPCのキーボードと一緒に使う場合、「マウスの置き場問題」が一気に解決するのがうれしいところです。
左手で使いやすいトラックボールのチェックポイント
- ボールの位置が左側にあるか、中央か
- 左右対称であれば、左手でも違和感なく持てるか
- 親指操作タイプか、人差し指操作タイプか
- スクロールや戻るボタンの位置が押しやすいか
- 手のサイズに対して本体が大きすぎないか、小さすぎないか
親指操作タイプは、ゲームパッドに近い感覚で使えるのが特徴です。一方、人差し指操作タイプは、細かいポインタの微調整がしやすく、デザイン作業や表計算でセルをピタッと選びたいときにも向いています。
どちらが正解というより、「普段からどの指をよく動かしているか」で選ぶと失敗しづらいです。
トラックボールは、最初は少しクセがありますが、数日〜1週間ほど使うと「もう普通のマウスには戻りたくないかも」と感じる人も多いです。肩や肘の疲れが気になる左利きユーザーには、一度は試してみてほしいジャンルですね。手が小さめの人は、コンパクトサイズのトラックボールから試してみると、指の可動域と合いやすいです。
また、トラックボールは「マウスパッドいらず」なので、ソファーやベッドなど、ちょっとラフな体勢でPCを触るときにも活躍します。
ノートPCを膝に乗せて、トラックボールをソファのひじ掛けに置いて操作する、なんて使い方もありですね。とはいえ、長時間の無理な姿勢は体への負担になるので、楽な体勢と、ある程度まっすぐな姿勢のバランスを意識しながら使うのがおすすめです。
左利きはマウスをどうしている?悩み別解決

ここからは、「仕事中心」「ゲーム中心」といった具体的なシーン別に、左利きマウスどうしてる問題の解決策を整理していきます。
あなたの使い方に近いところから読んでみてください。「全部当てはまる…」という場合は、それぞれのセクションのいいとこ取りをして、自分用の環境を組み合わせていくイメージでOKです。
左利きゲーミングマウスの選択
ゲームを本気でやり込む左利きにとって、ゲーミングマウス選びはかなり重要なテーマです。
とはいえ、ガチガチの左利き専用モデルはまだ少ないので、現実的には「左右対称マウスを左手で使う」か「右手でゲーミングマウスを持つか」の2択になりがちです。「キーボードは左手で操作してきたし、今さら両方変えるのは不安…」という声もよく聞きます。
左手持ちで戦う場合のポイント
- 左右対称デザイン+ソフトでボタン設定が変えられるモデルを選ぶ
- サイドボタンは、左手の親指で押しやすい位置にあるか確認する
- ゲーム側のキーバインドを、右手キーボードでも押しやすい配置に調整する
- 移動キーをIJKLなど右手でも押しやすい位置に変更する案も検討する
FPSなど反応速度がシビアなゲームでは、「左利きFPSは不利なんじゃないか」と不安になるかもしれませんが、設定次第で十分カバーできます。
とくに、DPI・感度設定は「右手用の設定をそのまま左手に持ってこない」のがポイントです。左手のほうが細かい動きに慣れている人もいれば、逆に大きなスイングが苦手な人もいるので、自分の感覚に合わせて少しずつ調整していくのが近道です。
より詳しいデバイス選びやキーバインドの工夫は、左利きFPSプレイヤー必見の設定とデバイス選びでもくわしく掘り下げています。FPSゲームをメインに遊ぶなら、一度は目を通しておくとイメージがつかみやすいと思います。
また、VALORANTのようなタイトルでは、実際に左利きのプロゲーマーも活躍しています。具体的な設定例やマウスの持ち方に興味があれば、VALORANTの左利きプロゲーマーに学ぶ最適な設定と操作環境も参考になるはずです。「プロも工夫しながらやっているんだ」と分かると、自分の試行錯誤もポジティブに捉えられますよ。
ゲーム用マウスを選ぶときの最低ライン
- DPIやポーリングレートなど、ゲーミングとして標準的な性能があること
- 左右対称で、左手でもグリップしやすいこと
- ドライバでボタン機能の入れ替えができること
- 予算の範囲内で「軽さ」と「安定感」のバランスがとれていること
最初の一本は、「プロも使っている超ハイエンド」じゃなくても大丈夫です。むしろ、ミドルクラスの左右対称ゲーミングマウスでしっかり慣れてから、「もっとこうしたい」というポイントが出てきたタイミングで買い替えたほうが、無駄な出費を抑えつつ、自分に合った一本にたどり着きやすいかなと思います。
左利きマウスBluetooth対応比較
ノートPCを持ち歩く人や、配線をスッキリさせたい人には、左利きマウスBluetooth対応モデルが気になっているかもしれません。
ワイヤレスマウスには大きく分けて、Bluetooth接続タイプとUSBレシーバー(ドングル)タイプがあります。「どっちがいいの?」と迷いやすいポイントなので、一度整理しておきましょう。
Bluetoothマウスのメリット・デメリット
| 項目 | メリット | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| 接続方法 | USBポートを占有しない | ペアリングに少し時間がかかることがある |
| 持ち運び | レシーバー紛失の心配がない | 古いPCだとBluetoothに非対応のこともある |
| 安定性 | 最近のモデルは十分安定している | 混雑した無線環境ではまれに途切れることがある |
| バッテリー | 充電式であればケーブル一本で運用できる | 電池残量が少ないと反応が不安定になることがある |
ゲームやクリエイティブ用途で「入力遅延がどうしても気になる」という場合は、USBレシーバータイプや有線マウスを候補に残しておくのもアリです。
一方、オフィスワーク中心であれば、Bluetoothの手軽さが勝つ場面も多いですね。「仕事用PC」「私物PC」「タブレット」のように複数デバイスを行き来する人は、マルチペアリング対応のBluetoothマウスがかなり便利です。
ここで挙げている接続の安定性や遅延の傾向は、あくまで一般的な目安です。実際のスペックや対応OS、最新のファームウェア情報などは、必ず各メーカーや販売サイトなどの公式情報をご確認ください。
また、長時間の情報機器作業については、厚生労働省のガイドラインでも作業時間や休憩の取り方の目安が示されています(出典:厚生労働省「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」)。
手首の痛みやしびれなど健康に関わる不安がある場合は、最終的な判断をする前に医師や専門家に相談することをおすすめします。
左利きマウスBluetooth対応モデルを選ぶときは、「接続方式」だけでなく、「左右対称かどうか」「サイドボタンの位置」「重量バランス」なども合わせてチェックすると失敗しづらいです。
軽すぎるとポインタが行き過ぎてしまう人もいれば、逆に重いほうが止めやすい人もいるので、ここも実際に触ってみるのが一番ですね。
トラックボールマウス左手活用術
すでにトラックボールを使っている左利きの人、あるいはこれから挑戦してみたい人向けに、左手での活用術をまとめておきます。
コツを押さえてセッティングしておくと、快適さが一気に変わりますよ。「せっかく買ったのに、なんかイマイチだった…」と感じている人も、設定と置き方を見直すだけで印象がガラッと変わることがあります。
左手トラックボールで意識したいポイント
- キーボードを机の真正面に置き、トラックボールをキーボード左側に配置する
- カーソル速度は最初少し低めにして、慣れてから徐々に上げる
- 戻る・進むボタンなどは、ブラウザ操作中心なら親指で押しやすい位置を優先する
- スクロール操作の頻度に応じてホイールやサイドボタンの役割を見直す
とくに重要なのが、「肘から手首までがまっすぐ伸びる位置」に本体を置くことです。
これができていないと、せっかくトラックボールにしても肩がすぐに張ってしまいます。椅子の高さとデスクの高さもセットで調整して、「腕が無理なく机の上に乗る」位置を探してみてください。
エクセル作業やブラウザのタブ移動が多い人は、サイドボタンに「コピー」「貼り付け」などを割り当てると、左手だけでかなりの操作が完結します。
最初はやや忙しく感じるかもしれませんが、慣れると作業スピードがぐっと上がります。ショートカットキーが苦手な人でも、「ボタンひとつでよく使う操作ができる」ようになると、一気に効率アップを実感しやすいですよ。
また、トラックボールは「掃除」が意外と大事です。ボールやセンサー周りにホコリがたまると、カーソルがガクガクしたり、思った通りに動かなくなったりします。
週1回くらい、ボールを取り外してサッと拭くだけでも、かなり動きがスムーズになります。メンテナンスが面倒そうに見えるかもしれませんが、習慣にしてしまえばたいした手間ではないので、ここはぜひルーティン化してほしいポイントですね。
左利きマウスをどうしている?設定術
最後に、「マウスそのもの」だけでなく、「設定や環境」で左利きマウスどうしてる問題を解決するテクニックをまとめておきます。
特別なデバイスを買わなくても、設定だけでかなり快適になることも多いですよ。「今あるマウスでどこまで快適にできるか」を追求してみると、無駄な買い替えを減らせます。
OS側の基本設定
- 主要ボタンを右クリック・左クリックから選び直す(左手で使うなら入れ替えるのが基本)
- ポインタ速度を、自分の手の動きとモニターサイズに合わせて調整する
- ダブルクリックの速度を、自分が自然にクリックできる範囲に設定する
- マウス加速(ポインタの精度を高める機能)をオン・オフ両方試してみる
とくにポインタ速度は、「最初にちょっと触ったときの初期設定のまま」になっている人が多いですが、ここを自分好みにカスタマイズするだけで、操作感がまったく別物になります。
モニターが大きいのにポインタ速度が低すぎると、手首の移動量が増えて疲れますし、逆に速すぎると狙った位置で止めるのが難しくなります。
デスクレイアウトの見直し
- キーボードを真正面に据えて、その左側にマウスやトラックボールを置く
- マウスパッドの位置を、肘から手首までがまっすぐ伸びる位置に合わせる
- テンキー付きキーボードの場合、右手のテンキー操作と左手マウスをセットで考える
- よく使う書類やメモ帳は、マウスの反対側(右利きなら左側・左利きなら右側)に置く
デスク周りがごちゃっとしていると、マウスの位置がどんどん外側に追いやられていき、気づいたら「肩から先をずっと伸ばしっぱなし」になっていることがあります。
定期的にレイアウトをリセットして、「キーボード中心+マウスはそのすぐ脇」という基本形に戻してあげると、それだけで体の負担が軽くなることも多いです。
「設定だけ変える」も立派な解決策
いきなり高価な左利き用マウスを買わなくても、いま持っているマウスを左側に置き、ボタン設定だけ変えて試してみるのも十分アリです。
数日試してみて「これは合う」と感じたら、そのスタイルに合わせてマウスをアップグレードしていく流れが一番失敗が少ないかなと思います。
逆に「ちょっと合わないかも」と感じたら、無理に続けず、右手マウス+ショートカット強化路線に戻すのも全然OKです。
なお、作業時間や休憩の取り方については、「何時間までなら絶対安全」と断言できるものではありません。
あくまで一般的な目安として、「1時間作業したら数分は体を伸ばす」「毎日同じ姿勢が続かないように意識する」といったセルフケアを心がけつつ、違和感や痛みが続く場合は、最終的な判断を専門家に相談しながら進めてくださいね。
左利きマウスをどうしている?総まとめ
ここまで、左利きマウスどうしてる問題を、タイプ別・シーン別に整理してきました。
結局のところ、「右手で使い続ける」のも「左手に切り替える」のも、あなたの体とライフスタイルに合っていれば正解です。
周りの左利き仲間がどうしているかは参考になるけれど、最終的には「自分がラクかどうか」が一番大事な基準かなと思います。
仕事中心であれば、左右対称マウスやロジクール系の静音モデルを、左手・右手どちらでも使えるようにしておくと運用しやすいですし、ゲーム重視なら左右対称ゲーミングマウスを軸に、自分のプレイスタイルに合う持ち方と設定を追求していくのが近道かなと思います。
肩や手首への負担が気になるなら、トラックボールやエルゴノミクス設計の左利き用マウスも積極的に検討してみてください。
このサイトでは、左利きのマウス選びやゲーム設定をさらに深掘りした記事も用意しています。気になるテーマがあればあわせて読んで、あなたなりの、左利きマウスの扱い方に関するベストアンサーを見つけていきましょう。
数値データや健康に関する情報はあくまで一般的な目安に過ぎないので、正確な情報は公式サイトや専門機関の発表を確認しつつ、最終的な判断は医師や専門家にも相談しながら、あなたの体と相談して決めていってくださいね。

